≪ 戻る

4. 現場検査技術者

a) 現場検査及びメンテナンスの必要性 

  • キャビネットは安全機器
    病原微生物の取り扱いと遺伝子組換え技術は共に、バイオテクノロジーの中核をなす重要な技術です。キャビネットは、このために使用する安全機器です。


  • キャビネットの規格書
    工業標準JIS K 3800 「バイオハザード対策用クラスIIキャビネット」は、1994年制定され、2000年及び2009年に改正されました。


  • キャビネットは精密機器
    キャビネットの性能は、主に密閉度、HEPAフィルタ、気流バランスに依存しています。これらの性能を正しく把握するには、正しい計器と正しい検査方法が必要です。


  • 現場検査及びメンテナンスの必要性
    実験室の安全性を期待するには、キャビネットの使用期間を通して、当初の性能を維持しなければなりません。それには、現場検査及びメンテナンスが必要です。


  • 現場検査の時期
     *  設置時
     *  定期的 (毎年)
     *  部品交換終了後、その他

b) 現場検査技術者の研修セミナー

  • 現場検査技術者の必要性
    現在、製造業者、利用者、メンテナンス業者のすべてが、現場検査の重要性を十分理解し、技術を習得しているとは言い難いところがあります。
  • キャビネットの現場検査を正しくできる検査技術者の養成が大切です。

  • 現場検査技術研修セミナー
    当委員会は、現場検査技術者の養成と能力向上のため、2000年10月以来、現場検査技術研修セミナーを年1-2回開催しています
    これまでのセミナー)。

      対象:  原則としてキャビネットの現場検査等に3年程度の経験を持つ方々。
      認定期間:  5年。その後更新セミナーに参加し、5年ごとに延長できます。


  • このセミナーは、実技講習及び修了試験を含みます。

c) 現場検査技術者の認定

  • セミナー受講修了者
    修了者には、5年間有効の修了証を発行します(修了者リストはこちら)。
    5年後に更新セミナーを受講すると5年間延長できます。


  • キャビネットの安全性を確保・維持する現場検査には、JACAの認定した「現場検査技術者」をご指定下さい。

d) 現場検査技術者の認定更新

  • 現場検査技術者の認定期間は5年です

    キャビネットの規格は、時々改正されます。新しいモデルも販売されます。
    キャビネットの製作、検査技術も進歩します。


    セミナーを受講し、現場検査技術認定を受けて数年もすると、最新レベルの知識についていけなくなるかもしれません。

  • 更新セミナー
    現場検査技術者認定期間5年を過ぎない範囲で、更新セミナーを受講して下さい。


    更新の期限を迎える現場検査技術者の方々には、JACAから更新セミナーのご連絡を差し上げます。

  • 連絡先の更新
    連絡先は、常に最新の連絡先をJACAに登録して下さい。連絡が取れないと技術者認定が切れる
    ことになります。

≪ 戻る


公益社団法人日本空気清浄協会  バイオハザード対策専門委員会
Japan Air Cleaning Association (JACA)
E-mail:jaca@jaca-1963.or.jp

Copyright(C)2009 Japan Air Cleaning Association