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公益社団法人 日本空気清浄協会|JACA

JACA (Japan Air Cleaning Association)

第5回(2023年度第2回) 空気清浄士(基礎コース)認定セミナー

1.趣旨

クリーンルームに代表されるコンタミネーションコントール(CC)技術は、半導体産業のような精密電子機器のみならず、食品産業に加えて、医薬品産業や病院等の多岐にわたる産業分野において清浄かつ制御された環境を創出する基幹技術となっています。また、これらの技術に関係する規定は、ISO14644に代表される国際規格として整備されており、我が国のJIS規格もこれらの国際規格を踏襲する形で整備されてきました。
これらのISO規格を整備する国際団体であるICCCS(国際CC協会連合)は、ISO規格に準拠したCC技術に関する資格の認定制度を各国の加盟協会が発足させた場合、当該団体がICCCS教育部門(IEC)に認定ガイドラインに沿って申請してIECが認定すれば各国の団体の資格が国際的な資格として有効になります。そのため、今後日本国外でのクリーンルームの建設や関連機器の搬入などにおいて技術者が国際的な資格を所持する必要があることが想定されます。
この点に鑑み、公益社団法人 日本空気清浄協会(以下、協会)空気清浄士(Cleanroom Technology Professional)認定委員会では、IECの認証制度に則した空気清浄士の資格制度を整備し、今回の認定セミナーを立ち上げるに至りました。
空気清浄士認定セミナー(以下、認定セミナー)は、基礎と応用の2つのコースに分かれています。基礎コースは2日間の講義を行い、2日目の最後に筆記試験を行って一定以上の得点を取った受講者が合格となり、空気清浄士(CC基礎)の資格が与えられます。その後、基礎コース合格者は専門コースで講義と実習を2日間受講し、筆記試験を受験して一定以上の得点を有した人に空気清浄士(CC専門)の資格が与えられます。
本基礎コースは、クリーンルームを含むこれらの施設の設計者や施工者、管理者を対象に、CC技術及びそれをサポートするクリーンルームに関して、基礎的な知識を提供し、CC技術を理解したうえでの当該施設の設計、施工、管理に寄与する人材を輩出し、空気清浄士(CC基礎)の資格を与えることを目的としています。
このコースにより、CC技術とクリーンルームの概要、関連規格(国際規格と国内規格)、汚染物質と対策、空気清浄化システム、フィルタとクリーン化設備、クリーンルームの計画と設計、クリーンルームの施工管理、クリーンルームの性能評価と試験法、クリーンルームの維持管理とモニタリングに関する基礎知識が習得されます。このコースは、CC技術とクリーンルームに従事するすべての専門家にとって共通する基礎知識を提供するプログラムとして設計されています。
そこで、以下の要領で基礎コース認定セミナーを開催しますので、奮ってご参加下さるようご案内いたします。認定セミナー終了後筆記試験を実施し、筆記試験合格者に認定証を発行致します。認定証を発行した方々のお名前は、協会の資格取得者名簿に登録し、ホームページに掲載致します。認定証の有効期限は、発行日より5年目の年末で、有効期限が切れる前に更新セミナーを実施致します。更新セミナー受講により有効期限5年間の更新セミナー認定証を改めて発行致します。

2023年9月27日
公益社団法人日本空気清浄協会
空気清浄士認定委員会 委員長 並木 則和

2.日時場所

2024年1月11日(木)、12日(金)(2日間)
連合会館 402会議室(4F)
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL 03-3253-1771
*アクセスマップについては、こちらをご参照ください。

3.主催

(公社)日本空気清浄協会 空気清浄士認定委員会

4.参加費(税込)

会 員 非 会 員
60,500円
(内消費税5,500円)
88,000円
(内消費税8,000円)

*12月26日までにお振り込みください。

5.参加資格

特にありません。

6.定員

40名

7.申込方法

下記書類をお送り下さい(先着順になりますので、FAX又はメールでお申込ください)。請求書及び受講票を発行いたします。
申込書(様式1)

8.申込締切

2023年12月15日(金)
※ただし、定員に達した場合は期日前に終了となります。ご了承ください。

9.申込・お問合せ先

公益社団法人日本空気清浄協会
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-7-5 伊藤紅浜町ビル3階
TEL 03-3665-5591  FAX 03-3665-5593
E-mail jaca@jaca-1963.or.jp

10.ホテル

宿泊が必要な方は、各自直接予約して下さい。

11.カリキュラム

*なおカリキュラムは都合により変更する場合がありますのでご了承下さい。

1月11日(木)
9:45~10:45(60分) 1.概論 空気清浄士の位置づけ、コンタミネーションコントロールとクリーンルーム、規格・指針類
休 憩 10 分
10:55~12:10(75分) 2.クリーンルーム基礎編 空気清浄化システム
昼 食 休 憩 45 分
12:55~14:10(75分) 2.クリーンルーム基礎編 汚染物質の種類/対策
休 憩 10 分
14:20~15:20(60分) 2.クリーンルーム基礎編 エアフィルタ
休 憩 10 分
15:30~16:15(45分) 2.クリーンルーム基礎編 クリーン化設備
休 憩 10 分
16:25~17:40(75分) 3.計画/設計/施工編 クリーンルーム計画、設計、施工

 

1月12日(金)
9:30~10:45(75分) 4.CRの性能評価編 共通事項(試験項目の選択/基準性能試験方法)
休 憩 10 分
10:55~11:55(60分) 4.CR性能評価編 バイオ系(微生物測定方法)
昼 食 休 憩 45 分
12:40~13:40(60分) 5.維持管理編 共通事項(日常管理、清掃、事例)
休 憩 10 分
13:50~14:50(60分) 5.維持管理編 バイオ系(日常管理、清掃、滅菌・消毒、事例)
休 憩 10 分
15:00~15:10(10分) 質疑応答、試験問題・答案用紙配付
15:10~16:30(80分) 筆記テスト  配付テキスト、電卓使用可
16:30~16:45(15分) 試験問題・答案用紙回収、アンケート回収

シンポジウム:最近のクリーンルーム技術

1.趣旨

クリーンルームは半導体産業などの精密機械産業における基盤技術として、大きな役割を担ってきました。 空気環境の制御方法は、それぞれの時代における生産方法や管理の考え方の変化に合わせて変遷しており、2000年代以降の局所清浄化の時代では、ISO清浄度クラス6程度の、間仕切りの無いボールルーム型クリーンルームが主流となっています。現在でも基本的にはこのような考え方のクリーンルームが多いものの、製品の種類や生産工程の内容によって、それぞれのグレードや特性に即した様々な方式のクリーンルームが提案されております。
今回のシンポジウムでは、従来の一方向気流、非一方向流にカテゴライズされない新たな方式のクリーンルームについて、この分野で研究開発を行われている企業研究者に解説して頂きます。
つきましては、会員諸氏のみならず多くの方にご参加賜り、日頃の業務のご参考にして頂きたく、多数のご参加を宜しくお願い申し上げます。

2023年8月
公益社団法人日本空気清浄協会
会  長 藤井修二
事業委員 山崎 明
     菅田大助

2.日時

2023年10月31日(火)
受付:9時30分より 開講:10時

3.場所

連合会館 502会議室
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL 03-3253-1771
*アクセスマップについては、こちらをご参照ください。
※WEB(ZOOM)での受講も可能です。
※会場で受講される場合は、極力マスクの着用をお願い致します。

4.主催

(公社)日本空気清浄協会

5.参加費(税込)

会 員 非 会 員
33,000円
(内消費税3,000円)
44,000円
(内消費税4,000円)

一名につき テキスト代を含む。
*10月24日までにお振り込みください。

6.定員

20名(会場)

7.申込方法

申込書をお持ちの方
必要事項ご記入後(公社)日本空気清浄協会までFax(03-3665-5593)、E-mail(jaca@jaca-1963.or.jp)または郵送にてお送りください。

申込書をお持ちでない方
お申込FAX用紙を印刷して内容ご記入の上お送りください。その際、「その他連絡事項」欄にご希望の受講方法(会場、WEB(ZOOM))を明記ください。

E-mail
「クリーンルームシンポジウム申込」、氏名、会社名、所属、所在地、電話、FAX、申込種別(会員、非会員)、希望受講方法(会場、WEB(ZOOM))を明記の上、jaca@jaca-1963.or.jpまで送信ください。

申込フォーム
イベント申込フォームより、内容ご記入の上、送信ボタンを押してください。その際、「その他連絡事項」欄にご希望の受講方法(会場、WEB(ZOOM))を明記ください。

・受付後、請求書を発行致します。
・ご入金は、銀行振込又は郵便振替にてお願いします。
・参加申込のキャンセルは、シンポジウム開催日前日までにご連絡ください。事前にご連絡なく欠席された場合は、テキスト送付に代えて参加費をいただきますので、どうぞご了承ください。

8.申込先

公益社団法人日本空気清浄協会
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-7-5 伊藤紅浜町ビル3階
TEL 03-3665-5591  FAX 03-3665-5593
E-mail jaca@jaca-1963.or.jp

9.プログラム(敬称略)

講師:熊谷 博英(高砂熱学工業(株)) 時間:10:00~11:00
【講演題目】 旋回流誘引型成層空調システムによる省エネルギー型クリーンルームの構築
1. 旋回流誘引型成層空調システムとは
2. 導入事例紹介
3. 製造環境への影響評価事例
【内容】
大空間を効率的に空調・清浄度管理できる「旋回流誘引型成層空調システムSWIT」をクリーンルームに適用し、製造環境維持と省エネルギーの両立を実現した。本講演では、クリーンルーム空調システム「TCR-SWIT」の基本的な技術説明と、導入時における製造環境への影響評価について事例を紹介する。
講師:土屋 茂樹(三機工業(株)) 時間:11:00~12:00
【講演題目】 ダウンフローとアップフローを併用したクリーンルーム空調システムについて
1. 提案するクリーンルーム空調システムの概要
2. システムの特長
3. 実験・実測による性能検証
4. CFDによる検証
【内容】
産業用クリーンルームに対して、省エネ・高品質に対するニーズが高くなっている。このニーズに対応すべく、オペレーションエリアをダウンフロー、メンテナンスエリアをアップフローとするシステムを構築した。
本講演では、このシステムについて実験およびCFDにより性能検証を行った結果について報告する。
昼 食 休 憩
講師:石野 貴広(東洋熱工業(株)) 時間:13:00~14:00
【講演題目】 アップフロー方式と天井吹出・天井吸込方式について
1. アップフロー方式の概要
2. 天井吹出・天井吸込方式の概要
3. モックアップ実験による検証
【内容】
従来のクリーンルームでは、床または壁下部で吸い込む方式が一般的である。しかし高発熱クリーンルームでは、発熱による上昇気流が発生するため、天井で吸い込む方が有効な場合がある。そこで、アップフロー方式と天井吹出・天井吸込方式の有効性について紹介する。
講師:近藤 恒佑(清水建設(株)) 時間:14:00~15:00
【講演題目】 環境センサを活用したクリーン空調の省エネ制御・発塵源の可視化技術の構築
1. クリーン空調制御システム“クリーンEYE”の開発
2. クリーンEYEの実CRへの実装と運用実績
3. クリーンEYEセンサによる発塵原因工程の推定
【内容】
画像型人感センサとパーティクルセンサでクリーンルーム内の環境・状況を捉え、清浄化と省エネを両立しながらクリーン空調を制御するシステム、“クリーンEYE”を開発した。その開発プロセス、実クリーンルームへの実装と運用実績を述べるとともに、副次的な機能として、パーティクルセンサ情報に基づく発じん源の推定技術について述べる。
休 憩 10 分
講師:三宅 範幸(ダイダン(株)) 時間:15:10~16:10
【講演題目】 (1)クリーンルーム向けダクトレス空調(バーチャルダクト・クリーンルームシステム)
1. システムの概要
2. 気流解析および導入施設による性能検証
3. システムの仕様
(2)易感染患者用病室(ほっとキュア)
1. 易感染患者用病室に求められる環境
2. システムの概要
3. 施工事例紹介
【内容】
(1)工業用大空間クリーンルームの空調に適した本製品の特長と、気流解析および実測による性能検証結果を紹介する。
(2)医療施設において高い清浄度が必要となる易感染患者用病室に求められる清浄環境・居住性の両立に適した本製品の特長を、施工実績を踏まえて紹介する。

 

このシンポジウムは、(公社)空気調和・衛生工学会及び(一社)建築設備技術者協会のCPDシステムのポイントの対象となります。

第41回空気清浄とコンタミネーションコントロール研究大会 論文募集

第41回空気清浄とコンタミネーションコントロール研究大会の論文を下記により募集いたします。本大会は、研究成果の発表の場であると同時に、情報交換、交流の場でもあります。多数の方々のご発表をお願い申し上げます。

研究大会概要

1.主 催

公益社団法人 日本空気清浄協会

2.日 時

2024年4月16日(火)、17日(水)9時~17時

3.場 所

早稲田大学国際会議場
(東京都新宿区西早稲田1-20-14)

4.参加費(税込)

発表者 4,000円(正会員、準会員、特別会員)
〃  12,000円(非会員*注1
〃  無料(学生)
発表者以外 16,000円(正会員、準会員、論文連名者、共催・特別協賛・協賛団体の会員*注2
〃  5,000円(特別会員、座長)
〃  25,000円(非会員*注1
〃  3,000円(学生。ただし、3月22日(金)までに申し込みの場合は無料とする)
注1)追加費用なしで、準会員に入会できます。ご希望の方は、参加費入金に併せて入会申込用紙を提出してください。なお、準会員に入会されますと、機関誌を1年間送付致します。(但し、機関誌送付は日本国内のみ)
注2)参加申し込みの際、所属団体を明記してください。なお、非会員としてお申し込み後に協賛団体等の会員であると申し出られても、差額の返金は出来かねます。

5.懇親会

日 時:2024年4月16日(火)(第1日目発表終了後)
場 所:大隈ガーデンハウス
参加費:5,000円(税込)
*特別会員・座長・発表者(連名者除く)は無料です。

6.その他

参加申込は、2024年2月頃より受け付ける予定です。

7.問合せ

公益社団法人 日本空気清浄協会
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-7-5  伊藤紅浜町ビル3F
TEL 03-3665-5591  FAX 03-3665-5593
E-mail jaca@jaca-1963.or.jp

論文発表申込方法

1.発表資格

特になし。

2.発表申込期限

2023年12月8日(金)【期限厳守】

3.申込方法

*E-mail、FAX又は郵便でのお申込み

>> こちらに必要事項をご記入の上、E-mail、FAX又は郵便にてお送り下さい。(申込書はExcelファイルです。ファイルをダウンロードするとzip形式で保存されてしまう場合は、ファイルの拡張子を「zip」から「xlsx」に変更してください。)

*インターネットでのお申込み

>> こちらからエントリーしてください。

お申込みの際は、下記内容を必ずご確認ください。
・題名は日本語・英語併記すること
・発表分野、対象、及び分類を記入すること

4.申込先

公益社団法人 日本空気清浄協会
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-7-5  伊藤紅浜町ビル3F
TEL 03-3665-5591  FAX 03-3665-5593
E-mail jaca@jaca-1963.or.jp

5.論文の分類

申込書所定欄に、発表分野・対象・分類の番号を必ず記入して下さい。複数選択の場合は、主たる分野・対象・分類を○で囲い、判別できるようにして下さい。

(1)発表分野

A 電子・機械・素材製造など
B 医療・製薬・食品など
C 一般室内環境
(事務所・住宅・学校・美術館など)
D 大気環境
E 新型コロナウイルス対策関連
F その他

(2)対象

a 気流
b 粒子(微粒子・ナノ粒子)
c 微生物
d ガス・VOC・分子
e 静電気
f 液体(水・薬品)
g その他

(3)分類

1 汚染評価
2 環境保全
3 解析/制御
4 測定法・分析技術と装置
5 清浄化技術・装置
6 省エネルギー
7 その他

6.論文の採否

委員会において採否を決定し、論文発表申込者に通知します。なお、セッション分け及び発表順序については、委員会に一任となります。

7.論文作成方法

A4サイズにて2~4頁で作成し、PDFまたはWordファイルで入稿して下さい。言語は、日本語または英語のみです。なお、図表については英語表記のみとします。

8.フルペーパー期限

2024年2月9日(金)【期限厳守】

9.発表方法

パソコン接続によるプロジェクタのみです。パソコンは発表者が持参して下さい。発表言語は日本語または英語とします。発表資料は、パワーポイントまたはそれに準ずるソフトを使って作成して下さい。なお、会場のプロジェクタはD-SUB又はHDMI端子で接続可能です。その他の端子の場合は変換コネクタをご準備願います。

10.注意事項

(1)論文内容が商業宣伝に偏したものは、原則不採用と致します。また、題名や文中に商品名などが記載されている場合、当該箇所の修正を要請します。
(2)発表会場内の撮影・録音・録画は、原則禁止です。上記行為が確認された場合、会場から退席いただきます。自らの発表を撮影したい場合は、大会当日に受付で事前承認を受け、撮影時は実行委員会から貸与した腕章を付けて行っていただきます。

11.研究大会会長賞・会長奨励賞・技術賞

発表論文に対して、内規により選考致します。

12.その他

・講演時間は、発表15分質疑応答5分の計20分間です。(予定)

クリーンテクノロジー初級講座:いま知っておきたい快適・安全な室内空気環境の心得

1.趣旨

公益社団法人である日本空気清浄協会が行う公益目的事業の一つとしてクリーンテクノロジー講座があり、空気清浄に関する実務経験の浅い方々を対象とした初級講座「いま知っておきたい快適・安全な室内空気環境の心得」を会員、非会員を対象に開催いたします。
近年、住まいや職場での空気環境は従来に増して快適さにプラスして安全・安心な質を求められる状況になっています。
空気の吸入は人が生きていく上で必要不可欠な行動であり、その場の空気を呼吸しておりますが、その品質に関しては安全なものと信じて、あまり認識していないことが散見されます。しかし実際の空気中には多種多様な浮遊物質が存在しており、それらが人に対して有害に働く場合があります。例えば感染症に関するインフルエンザウイルスやシックビル・シックハウス症候群における建材などから発する揮発性有機化合物(VOC)、更に東日本大震災に由来する放射性物質など快適・安全を阻害する各種の要因が挙げられます。
今回はまず空気の一般的性質から始まって、空気中に存在するガス状物質、浮遊微生物、放射性物質など有害物質に関する挙動やこれらの濃度を低減させる換気、室内臭気の原因調査と対策、フィルタなど基礎的な事項から現場での制御技術、更には最新の動向までを関連分野の6名の講師によって本分野で経験の浅い方々を対象に判り易く紹介していただきます。
つきましては、会員諸氏のみならず多くの方にご参加を賜り、日頃の業務のご参考にしていただきたく、多数のご参加をお待ちしております。

2023年8月
公益社団法人日本空気清浄協会
会  長 藤井 修二
事業委員 佐々木賢知
     山本 和

2.日時

2023年11月7日(火)
受付:9時30分より 開講:10時

3.場所

連合会館 502会議室
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL 03-3253-1771
*アクセスマップについては、こちらをご参照ください。
※WEB(ZOOM)での受講も可能です。
※会場で受講される場合は、極力マスクの着用をお願い致します。

4.主催

(公社)日本空気清浄協会

5.参加費(税込)

会 員 非 会 員
23,100円
(内消費税2,100円)
29,150円
(内消費税2,650円)

一名につき テキスト代を含む。
*10月31日までにお振り込みください。

6.定員

20名(会場)

7.申込方法

申込書をお持ちの方
必要事項ご記入後(公社)日本空気清浄協会までFax(03-3665-5593)、E-mail(jaca@jaca-1963.or.jp)または郵送にてお送りください。

申込書をお持ちでない方
お申込FAX用紙を印刷して内容ご記入の上お送りください。その際、「その他連絡事項」欄にご希望の受講方法(会場、WEB(ZOOM))を明記ください。

E-mail
「初級講座申込」、氏名、会社名、所属、所在地、電話、FAX、申込種別(会員、非会員)、希望受講方法(会場、WEB(ZOOM))を明記の上、jaca@jaca-1963.or.jpまで送信ください。

申込フォーム
イベント申込フォームより、内容ご記入の上、送信ボタンを押してください。その際、「その他連絡事項」欄にご希望の受講方法(会場、WEB(ZOOM))を明記ください。

・受付後、請求書を発行致します。
・ご入金は、銀行振込又は郵便振替にてお願いします。
・参加申込のキャンセルは、講座開催日前日までにご連絡ください。事前にご連絡なく無断欠席された場合は、テキスト送付に代えて参加費をいただきますので、どうぞご了承ください。

8.申込先

公益社団法人日本空気清浄協会
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-7-5 伊藤紅浜町ビル3階
TEL 03-3665-5591  FAX 03-3665-5593
E-mail jaca@jaca-1963.or.jp

9.プログラム(敬称略)

挨拶 時間:10:00~10:05
講師:鍵 直樹(東京工業大学) 時間:10:05~11:05
【講演題目】 室内空気環境と健康影響
1. 室内空気環境と室内空気質
2. シックビル症候群とシックハウス症候群
3. 室内環境に関する各種法規と室内二酸化炭素濃度
4. 室内空気の清浄化
【内容】
室内における空気環境と室内空気質について概説し、シックビル症候群、シックハウス症候群、化学物質過敏症などの室内空気汚染を起因とする健康影響について述べる。また、空気質に関わる建築物衛生法やその他の法規についてその基準、指針の意味について解説するとともに、対策として室内空気の清浄化について述べる。
講師:松木秀明(東海大学) 時間:11:05~12:05
【講演題目】 空気中浮遊微生物の挙動と健康影響
1. 感染症の成り立ちと空気感染
2. 新型コロナウイルス感染症・結核等の疫学
3. 感染症の予防
4. 空気中浮遊微生物の環境基準と低減対策
【内容】
病原体が人の体内に侵入して増殖するのを感染という。感染経路のなかで空気中の微粒子や水滴に微生物が付着して感染するものが空気感染である。空気感染による主な疾病であるインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、結核等について、空気中浮遊微生物の挙動と健康に及ぼす影響及びその具体的な対策について紹介する。
昼 食 休 憩
講師:下 道國(元 藤田医科大学) 時間:13:05~13:35
【講演題目】 室内の快適性にかかわる空気中放射性物質
1. 空気中に存在する放射性物質
2. 放射線の基本的な特性
3. 放射線の健康影響
4. トピックス
【内容】
空気中には微量の天然の放射性物質が浮遊しているが、なぜ存在しているのかについて解説する。次いで、放射線種類、エネルギー、半減期などの基礎的で重要な項目について解説し、ヒトへの影響のメカニズムと、どの程度の量ならばどのような影響があるのかを解説し、最近の幾つかのトピックスについて紹介する。
講師:村上栄造(㈱朝日工業社) 時間:13:35~14:35
【講演題目】 室内に漂う臭気・VOCの原因調査と対策
1. 嗅覚特性とVOCの有害性
2. 臭気・VOCの原因調査
3. 空気清浄技術の原理と特徴
4. 対策の進め方と空気清浄機の効果予測
【内容】
臭気・VOCが漂う室内環境を改善するには、(1)発生原因の究明、(2)汚染物質の特定、(3)汚染物質の発生抑制、(4)汚染物質の除去、という手順で進められる。本講座では、この一連作業をスムーズに進める上で重要と思われる事項を解説する。また、換気と空気清浄機の導入効果を簡単な計算モデルで予測して設計する方法を紹介する。
休 憩 10 分
講師:今野貴博(進和テック㈱) 時間:14:45~15:45
【講演題目】 エアフィルタの構造と性能
1. エアフィルタの分類
2. 各種エアフィルタの構造と基本性能
3. エアフィルタに関する各種規格
4. エアフィルタの性能評価方法(中性能フィルタを中心に)
5. 新JISB9927「粒子除去用高性能フィルタ(EPA、HEPA及びULPA)及びフィルタろ材」の概要
【内容】
空気清浄に欠かすことができないエアフィルタに関して、分類や構造、基本性能などの基礎を、JISやISOなどの各種規格や性能評価方法と併せて解説する。また、2022年に新たに制定された高性能フィルタの規格JISB9927に関して概要を紹介する。
講師:諏訪好英(芝浦工業大学) 時間:15:45~16:45
【講演題目】 空気交換と清浄度を考慮した室内気流設計
1. 室内における気流設計の重要性
2. 室内気流の役割
3. 換気の理論および換気性能の評価指標
4. さまざまな室内における気流設計の例
5. 気流シミュレーションの概要
【内容】
熱や清浄度などを対象とした室内環境の制御において重要な役割を担う気流の設計方法について解説する。まず気流の役割やその基本性能である換気の理論、換気性能の評価指標について解説した後、クリーンルーム等さまざまな室内における気流設計の事例を紹介する。また気流設計に必要となる気流シミュレーションについてもその概要を紹介する。

 

この講座は、(公社)空気調和・衛生工学会及び(一社)建築設備技術者協会のCPDシステムのポイントの対象となります。

第369回クリーンテクノロジー研究会「COVID-19クラスター感染調査からみた室内空気環境管理の重要性」

1.日 時

2023年10月4日(水)14時30分より16時まで

2.場 所

連合会館 502会議室
千代田区神田駿河台3-2-11
TEL:03-3253-1771
交通:地下鉄千代田線 新御茶ノ水駅下車 B3出口(徒歩0分)
URL:https://rengokaikan.jp/
※WEB(ZOOM)での受講も可能です。
※会場で受講される場合は、極力マスクの着用をお願い致します。

3.テーマ

COVID-19クラスター感染調査からみた室内空気環境管理の重要性
~エアロゾル感染の実態~

4.講 師

林 基哉氏(北海道大学)

5.内 容

COVID-19のパンデミックの中、厚生労働省クラスター対策班、国立感染症研究所、自治体保健所、大学は、クラスター事例における空調換気設備に関する調査を行った。空調換気の性能不良に起因するエアロゾル感染が指摘された。これらの経緯を踏まえ、室内空気環境管理の重要性について考える。

6.参加費

4,200円 (1名につき 消費税込)

申し込み戴きました後、ご請求書をお送りしますので、1週間前(9月27日)までに銀行振込・郵便振替にてお支払いいただき、振込票の控もしくは支払通知書をFAXでお送り下さい。なお、出席回答の後無断欠席の場合は参加費を頂きます。(参加申込をキャンセルされる場合は、開催日前日までにご連絡ください。)

7.定 員

15名(会場)
※WEBでの受講については、定員はありません。

8.申込方法

申込書をお持ちの方
必要事項ご記入後(公社)日本空気清浄協会までFax(FAX 03-3665-5593)、メール(jaca@jaca-1963.or.jp)または郵送にてお送りください。

申込書をお持ちでない方
お申込FAX用紙を印刷して内容ご記入の上お送りください。その際、「その他連絡事項」欄にご希望の受講方法(会場、WEB(ZOOM))を明記ください。

E-mail
「369回クリーンテクノロジー研究会申込」、氏名、会社名、所属、所在地、電話、FAX、希望受講方法(会場、WEB(ZOOM))を明記の上、jaca@jaca-1963.or.jpまで送信ください。

申込フォーム
イベント申込フォームより、内容ご記入の上、送信ボタンを押してください。その際、「その他連絡事項」欄にご希望の受講方法(会場、WEB(ZOOM))を明記ください。

9.

入金を確認しましたら、希望者には講演資料(pdf版)をメールに添付してお送りしますので、カラーの資料が必要な方はプリントして持参してください(当日会場ではモノクロの資料を配布します。なお、一部お送り出来ない資料もございます)。資料ご希望の方は、お申込の際その旨お書き添えください。